2000年前後に新築した方は
特に要注意?!屋根塗装が推奨 できない?
ボロボロのノンアスベストスレート屋根について
ボロボロのノンアスベストスレート屋根について
ボロボロの
ノンアスベストスレート屋根についてスレート屋根ですが、昔はアスベストが含まれていましたが、発がん性問題を受け、1990年代半ばにノンアスベストのスレート屋根へと大きく変わりました。
その切替わり初期のスレート屋根ですが、耐久性が著しく低く業界問題になっています。
誰もが恐れる雨漏りですが、実は屋根塗装では防ぎきれない場合があります。それは、屋根塗装をしてもその下のルーフィングシートは古いままだからです。
ルーフィングシートが劣化していたり、地震で破れると雨漏りリスクが高くなります。グレードにより異なりますが、ルーフィングシートの寿命は20〜30年です。
そもそもカバー工法とは、古くなった既存の屋根材の上にガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材を重ねる工事で、屋根を完全に新しくする事ができます。
ルーフィングシートも新しくなるので、防水性が新築同様レベル(もしくはそれ以上)まで向上します。また、断熱材入りの屋根材を選ぶと、断熱性や遮音性向上が期待できます。
動画で詳しく解説!
❶ 高圧洗浄
屋根塗装と同様で、まず初めに高圧洗浄を行います。その後に、粘着式のルーフィングシートを貼り付けるため、カバー工法でも屋根材の汚れや脆弱部をきれいに洗い流します。
❷ 棟板金、雪止め金具撤去
カバー工法の際に不要となる既存部材の解体・撤去を行います。また、軒先の雪止め金具撤去の際には、切断時の鉄粉が車に飛ぶと「もらい錆び」が発生する恐れもあるため、慎重に撤去作業を進める必要があります。
❸ ルーフィングシート貼り
屋根全面に粘着式のルーフィングシートを貼ります。実はこのルーフィングシートにもグレードがあり、当社では高グレードの改質粘着式ゴムアスファルトルーフィングを標準仕様としています。新築時では、一般的なルーフィングシートが使われるため、実は当社の屋根カバー工法は新築以上の防水性能を発揮する形となります。
❹ 軒先とケラバへ板金取付け
軒先とケラバとは、屋根の外周部の事です。正式名称は、軒先唐草やケラバ水切りと言います。いずれの板金も、軒先から屋根内部への雨水侵入を防止するための、屋根端部処理用の水切り材となります。
❺ 屋根本体張り
さて、ここでようやく屋根本体張りです。水下である軒先から上へと順に張っていきます。また、屋根本体は事前にクレーン車などで地上から屋根へ荷揚げしておく必要もあります。重量物なので、慎重な作業が必要となります。
上述しましたが、屋根本体は商品によって断熱材の有り無しタイプ両方があります。断熱材有りの方が金額は上がりますが、断熱性や防音性向上が期待できます。実は、スレート屋根からガルバリウム鋼板などの金属屋根へカバー工法を行う場合、雨音の室内への響き方が変わる場合があります。それは、金属屋根の方が雨音が響きやすいからです。
しかし、屋根が二重になる事や、住宅の性能(造り)の違いにより、雨音の変化は全く気にならないお客様もいらっしゃいます。また、断熱材有り無しタイプの違いの一つとして、見た目(厚み)も変わります。断熱材入りの方が厚く(段が大きい)重厚感のある仕上がりとなり、断熱材無しタイプは薄く(段が小さい)スマートな仕上がりとなります。
❻ 棟板金や雨押え板金の取付け
屋根本体の張付けが完了すると、仕上げに棟板金の取付や1階の屋根(下屋)部分への雨押え板金の取付けを行います。棟板金は屋根の山になっている部分へ、雨押えは外壁と屋根の取合い部へそれぞれ取付けを行います。いずれも、板金の最後の仕上がり工事となります。
換気棟(かんきむね)をご存知でしょうか?換気棟とは、屋根裏にこもった湿気や熱を外部に逃がし、空気環境を改善するためのものです。重たい屋根を支える屋根裏の木材劣化を防いだり、夏季の室内温度上昇を防ぐ効果が期待できます。またこの換気棟ですが、新築時に既に取付けられている場合もある一方で、建売等で販売価格を抑えるためか取付けられていない場合も多く見受けられます。後者の場合は、決まってお客様が言うのは、夏季は2階が暑くなりやすいという事です。費用は上がってしまいますが、換気棟の追加は可能です。
❼ 端部のシーリング処理
最後に、板金取付けを行った際に生じた部材間の隙間にシーリング処理を行います。屋根内部への雨水侵入を防ぐ、大事な防水処理となります。
※ カバー工法により屋根材表面が滑らかになると、冬季の落雪が発生しやすくなる場合がございます。雪止めの追加などもお気軽にご相談ください!
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