公開日:2021年7月10日
更新日:2024年8月5日
こんにちは♪街のリフォーム屋さんです。
本日は『電気代節約に効果?!【遮熱塗料】で賢く省エネ生活』についてです。
以下のような悩みがある方はぜひこのコラムを参考にして下さい。
どんな家に適している?
耐用年数が知りたい!
すぐにでもお見積り依頼されたい方はお気軽にご連絡ください!もちろん相見積もり歓迎です♪
■遮熱塗料ってなに?
遮熱塗料とは、「太陽光を反射する効果を持つ塗料」のことです。
屋根や外壁を遮熱塗料で塗装した場合、太陽光を反射する事で部材自体の表面温度上昇を抑制させ結果として夏場の室内温度を低下させる事ができます!
しかし、「実際のところどのくらいの遮熱効果があるの?」と疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。
参考ページ:仙台市泉区 T様 屋根・外壁塗装(遮熱塗料)工事
実際の調査例
環境省の調査によると、屋根に遮熱塗料を塗装した場合、夏場の室温を1.8℃ほど抑制するデータ結果が出たようです。
※ 引用:環境省環境技術実証事業 実証番号051-0968『サーモアイSi』
また、体感温度では2.0℃抑制することに成功しているようです。(実際の室温と体感温度に差が生じる理由がイマイチわかりませんが…。)
ちなみに、こちらの調査ですが、実験対象となった建物は工場なので、実際にお住まいになられる戸建などはまた違うデータ結果になる可能性がございます。
建物の元々の断熱性能にも左右されると思いますが、お客様の中には、夏場の室温が2度以上低下した方もいらっしゃるようです。
こんなお家におすすめ!
ここまで難しいお話しをしてしまいましたが、皆さま想像してみてください。
ガルバリウム鋼板やトタン屋根など金属系の場合、真夏日の屋根がどうなっているかを…。
当社のようなリフォーム業者は屋根によく登るので分かるのですが、触れると火傷するぐらい、フライパンがなくても目玉焼きができるくらい、屋根は非常に高温になっています!
という事で、結論を申し上げると、
熱伝導率の高い金属系の屋根の場合は特に、今回お話しさせて頂いた遮熱塗料がおススメです。
屋根自体の表面温度も低下することで、部材の耐久年数(寿命)も伸びる事が期待できるからです。
また、こんなご自宅の方にもおすすめします。
・リビングが2階
・節電に悩んでいる
吹き抜けは、太陽から降りそそぐ日光の影響を受けやすいです。屋根からの熱も伝わりやすいので部屋の温度が上昇してしまいます。
また、2階にあるリビングも気温が上がりやすいです。
日差しに照りつけられた屋根から熱が建物へと侵入します。その熱は屋根裏へ移動し、その下にあるリビングも暑くなってしまうのです。
そんな状態が続くと部屋を冷やすためにエアコンをつけても効き目が悪くなります。
屋根や外壁に遮熱塗料を屋根に塗布する事で、暑さを軽減し快適な環境つくりを手助けしてくれます。
エアコンの温度設定も緩和できるので省エネで電気代の節電にも繋がります。
遮熱塗料のグレードや耐用年数
塗料のグレード
もう一つのポイントとしては、遮熱塗料にも「グレード」があるという事です。グレードとしては、シリコンとフッ素がございます。
遮熱塗料の遮熱効果は、塗膜の表面が綺麗であることで高い遮熱効果を発揮する為、グレードの高い塗料をほど塗膜が強く劣化が遅い特徴があります。
もちろん、おススメとしてはフッ素なのですが、ご予算も大事なので、そこはトータル的に検討してご判断頂ければと思います!
遮熱効果が高いカラー
日本ペイント公式ページからの引用になりますが、“濃い色の遮熱塗料”よりも“淡い色の従来塗料”の方が遮熱効果が高いことがあるようです。
また、遮熱塗料に塗り替えても、選ぶ色によっては塗り替え前より温度が下がらない場合もあるそうで、遮熱性能を重視する場合には、なるべく日射反射率が高い色をおすすめしています。
サーモアイのカラーバリエーションは、全部で40色あります。塗装業者と相談し納得いくカラーを見つけましょう。
耐用年数は?
グレードによってまちまちですが、遮熱塗料の耐用年数は10年~20年ほどです。初期費用は高額となりますが、耐久性に優れており、長期間にわたって建物を保護できるため、結果的にメンテナンスコストを抑制し、建物の寿命を延ばすことにつながります。
屋根以外にも使用できるのか?
サーモアイシリーズのお話になりますが、屋根部分はもちろん家まわりのさまざまな場所に塗ることができます。屋上のコンクリートテラスに塗れば、小さなお子様も裸足で遊べる様になります。
メリット・デメリット
・節電効果がある
・屋根・外壁の建物の寿命を延ばすことができる
・環境に優しい
遮熱塗料は冷暖房費を削減。さらに、建物の寿命を延ばし、資産価値の向上にもつながります。また、建物の熱が原因で起こるヒートアイランド現象。遮熱塗料は、太陽熱の吸収を抑え、建物から放出される熱を減らすことで、都市の気温上昇を抑制し、快適な環境づくりに貢献します。
・塗膜の表面が汚れると、遮熱効果が低下してしまう
・濃い色と、淡い色での遮熱効果が違う
塗料の色は“濃い色の遮熱塗料”よりも“淡い色の従来塗料”の方が遮熱効果が高くなります。日射反射率が高い色は白や淡いベージュとなりますが、あまり屋根の色では採用されない色ですね。
コチラから日本ペイントのホームページをご覧いただけます。全日射反射率や近赤外日射反射率を確認できますのでご参考にしてください。
そして、色の種類は多いですが、つや有りのみの塗料となります。光沢がハッキリした印象は好みでない方にはデメリットとなります。
参考ページ:外壁塗装は色だけではない、実は選べる塗料の艶(ツヤ)
■まとめ
街のリフォーム屋さんの場合ですが、金属屋根への塗装工事をご検討中のお客様へは、標準仕様で遮熱塗料のプランにて、御見積書をご提出しております。
ここ数年は猛暑日が続く事も増え、ご在宅中に熱中症や脱水症状になってしまう方も多いので、少々お高いですが、遮熱塗料を採用する価値は大いにありそうです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!!
地域のみなさま、街のリフォーム屋さんでもご相談お待ちしてます★
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